田舎の、元祖母の家が今空き家になってしまっています。もう随分と古く、築年数は80年ほどだと私の父に聞きました。元々は父たち兄弟と、早くに旦那を亡くした祖母が住んでいました、父の実家です。
でも父は長男でしたが末っ子。父の姉たちが最初は実家を継ぐという話をしていたので、父も姉たちがそういうのならとその気持ちを尊重して、県外へ就職し私の母と出会い違う土地に家を建てました。
しかし父の姉が結婚を気に一人ひとりと家を出て行ってしまいました。最後に残った二番目の姉が、私がこの家を守るからと言っていたそうなんですが、不慮の事故で急死してしまったのです。
それから実家をどうしようと、父兄弟で何度も話し合ったそうですが、いつも話は平行線で、ついに祖母が2年前に病死してしまいました。それから遺産相続の問題とか諸々あったのですが、それは関係ないので割愛します。
とりあえず今空き家になってしまった、祖母が住んでいた家は父が管理しています。処分するにも膨大な料金がかかるし、本家でもあったのでなかなか簡単に更地にすることができないようです。
今現在父も県外に住んでおり、空き家までは高速に乗っても3時間はかかってしまい、まだ在職中の父にとっては現地に行って管理というのは実際問題無理だと感じているようです。
一応空き家のある役所に相談したところ、空き家を管理してくれる会社があるとのことで、紹介してもらい利用しています。
その会社は月に一度、空き家に訪問して窓などを開けて部屋の空気を入れ替えてくれます。そして水回りも下水が腐ってしまうので、流してくれます。
あとねずみが最近住み着いたようで、ふんなどが散らばっているという報告がありましたので、この問題は今どういていくか父が姉たちと考えているそうです。
難しいですが、父はこの空き家を委託して貸し出せないか考えているようです。今は田舎に引っ越してくる若者も多いそうで、村役場と連携していくことを検討しています。